Fediverse and Internet

<分散SNSにまつわる開発者・サーバー管理者向け>最近のParlerやGabなどの状況とそれらへの海外fediverseの反応や動向まとめ

---この記事は、以前分散SNS上の私のアカウントでトゥートした内容を元にほぼ原文ままで掲載したものです。なおこの記事の日付もトゥートした日と同じです。----

このまとめは、最近のParlerやGabなどの状況とそれらへの”海外fediverse”での反応や動向を私が勝手にまとめたものです。日本には日本語という言語障壁があるとはいえ、少なからず影響が予想されます。それでは以下がまとめとなります。

・ParlerはそのサービスをAWSによって強制的に終了され、Parler難民(約800万アカウント。アクティブユーザー数は分からない)がGabやTelegramやfediverseに流れ込んできている。しかしTelegramはそもそもメッセンジャーアプリでありSNS機能を有せず、Gabについてはメンテナンスが入ったりしてアクセスが不安定になっている(一部情報ではDDoS攻撃を受けてるとのこと)ため、依然としてfediverseにParler難民が流入している状況に変わりはない(私見としてはアメリカ政治の日程的に、20日のバイデン氏の大統領就任式前後がこの件についてのピークの時期になると考える。)。

・当初はfediverseを守ることが声高に叫ばれハッシュタグ#fediblockに代表されるような分散SNSサーバー管理者向けの意見や対策案が多かったが、まとめると以下のような意見や議論が発生している。

1.良くも悪くも今回の騒動で、「例のあの人」を支持する人々やニュース等で分散SNSを知った一般の人たちがfediにかなりの規模で集まってきている。the-federatin.info によるとマストドンだけでも1月10日からアカウント数が約35万個以上も増えている。これは結果的にメジャーなSNSユーザーが脱中央集権(decentralize)、および脱プラットフォーム(deplatform)しており、海外の分散SNSにまつわる開発者や管理者たちからは「我々がやってきたことに間違いはなかった」という声が出ている。

2.ニュース等で分散SNSを知った一般の人たちがfediverseに来てこの騒動に巻き込まれて嫌な思いをしたりしないように、そしてそれぞれの人にあったサーバーを紹介しよう、ということで各サーバー管理者が自分のサーバーを紹介する投稿をしたり、初めてfediverseに来た人が自己紹介ハッシュタグ# introduction(s)で投稿した内容が拡散されやすくなっている。またfediverseとは何かという初心者向けの記事が様々なサイトでつくられたり、https://jointhefedi.com/ というサイトが作られ、初めてfediverseに来た一般の人をセーフティーに迎え入れるための動きが発生している。

3.Twitterによる「例のあの人」のアカウント凍結に端を発した今回の騒動は、Twitterの機構としての中央集権化がその大きな要因の一つであり、中央集権化しているまたはしつつあるユーザーが多い大規模サーバーはこれを機にこの問題を考えるべきだ、という声が上がっている。

4.#fediblockについては、このハッシュタグにブロックすべきサーバー等の情報がこのタグのみに集まっていることから、ハッシュタグの「中央集権化」が発生しているとの指摘がある。また思想に関係なく「アメリカ軍に属している」からその人の自鯖がブロックされたり等様々な弊害が発生している。とはいえLGBTQの人々からは「例のあの人」支持者の中でも極右や白人至上主義への強い恨み(Twitterでまるで"スポーツ"のようにマイノリティが迫害された等)があり、非常に複雑である。また#fediblockを契機に、違法なサーバー等をブロックするための従来どおりの議論が並行して通常時より多めに発生している。

5.そもそもfediverse上の分散SNSは、いずれもみなさんが初めて入ってきたときに感じたような使いづらさや中々慣れない点があることから、これに適応できない人はParlerからわざわざ来ても勝手に出ていくのではないか、と。これは分散SNSおよびfediverseへの参入障壁になる、と。

---以下、前回のまとめとおなじ内容の主には分散SNSサーバー管理者がとれる対策のまとめ---

・モデレーターを採用してないインスタンスは採用した方が良い。

・オープン登録のインスタンスは当面招待制か、簡単には登録できないよう何らかの仕組みを設ける。

・万が一の事態が発生しうる展開になってきたら、データベースのバックアップを。

・(最後に)以上の対策にかかる費用や心理的負担について支援して欲しい、と寄付やクラウドファンディングを募る権利が開発者やサーバー管理者にはある

それでは、今日はここまでにしましょうかね。

ではでは。